ダイエットの自省録

マイナス35kgのダイエットをして得たことを書く

ダイエットの第一歩は「学ぶこと」

ダイエットを始めるとなると、すぐに行動に移したいと思うかもしれませんが、まず知識をつけるところからスタートしましょう。

 

理由はなぜか?知識がないと、食事の選択肢が極端に狭まるからです。

例えば前知識なしで、お夕飯をキャベツに置き換えるダイエットをしたとします。朝昼は普通に食べて、夕飯はキャベツのみ。夜だけ頑張ればいいからなんだか出来そう!と思うかもしれませんが、このダイエットはなかなか続きません。

毎日のようにキャベツを食べていたらすぐ飽きて嫌になっちゃいますし、「仕事や学校で嫌なことがあってストレスが溜まってキレ食いしたい日の夜」だったり、「頑張った一週間のご褒美がどうしても欲しい日の夜」なんてこともあったり…。

そもそも飲み会やご飯会があったらなかなか守れませんよね。

 

キャベツに置き換えるダイエットを否定するつもりはありませんが、このダイエットには以下の視点が足りません。

・なぜ「夕食」を「キャベツ」にするのか?

・キャベツにはどんなダイエット効果があるのか?

・キャベツ以外はどうして食べれないのか?

・この方法にはどれだけの効果があるのか?

その為、「理由があってキャベツ以外を食べるとき」にどうすればいいのかがわからず、対策も立て直しもできず、やる気がなくなり、気持ちが切れてドカ食い…という負のループにハマりやすいんです。

 

これは「禁止するダイエット」にもいえることです。スイーツ禁止とか、スナック菓子禁止とかですね。ハッキリした理由なくただ闇雲に禁止にすると、かえって意識したお菓子のことが気になってしまい、余計に食べたくなります。

人間は1日17,18時間くらいは活動しているので、その時間に何度も何度も食べたいという欲の波が来る。それが、数か月、半年…ともなると、もはや修行です。

そんな時にくる、「実は半分くらいなら大丈夫なんじゃ…?」「1個くらいなら太らないでしょ…?」なんていうちょっとした誘惑が少しづつ食事制限を壊していって、いつの間にか元通りの食事に…なんてことは経験ある方もいらっしゃるのでは??

 

だったら、適度なペースで食べたほうが精神的に楽ですよね。この楽を選ぶっていう考えは、ダイエットにおいてとても大事なんです。

ダイエットを進めると、日々のストレスや生活の変化に左右されてやる気のムラが出てきます。元気な時に決めた運動や食事のルールも、疲れてるときや忙しいときの運動は面倒で邪魔になってきますし、そもそもどうしても守れないときが必ずあります。

だから、気分が乗らない日でも忙しい日でも守りやすい程度にしておいたほうがいいんです。ダイエットは継続が要です。気持ちが切れないようにしてあげることが肝心です。

 

じゃあ適度に好きなものを食べよう!…って思ったとき、どれくらい食べていいんだろう?ってなりますよね。そんな時に目安をつけるために、知識が必要になるんです。

食べ物の栄養価を理解すれば、今の自分に取っておきたい栄養と、控えておきたい栄養がわかるようになります。そうすれば自分の身体と相談して、「昼にこれを食べたから、夜はこれを控える」や、「今日は夜たくさん食べるから、昼は先にこれを食べておく」といった風にいくらでも調整することができます。つまり、ダイエット中だから絶対ダメ!なんてものはないんです。

 

 

あれこれと自分に禁止したり強制したりするのではなく、「食べたい」という気持ちと向き合ってみませんか?